明日は4月23日。
サン・ジョルディの日。
知る人ぞ知るスペインのお祭りで、
男は女に赤いバラを贈り、女は男に本を贈る。
・・・私なら、バラより本の方がいい。
花は枯れてしまうけど、本との出合いは一生モノだ。
とはいえ、もらうあても、贈る相手もないので、
ここで紹介しようと思う。
以前にも書いたかもしれないが。
この本と出会ったのは商店街の小さな本屋だった。
ぶらぶらと冷やかし半分に歩きながら、なんとなく1冊手にとって。
パラパラとめくっただけ。
ただそれだけで、ずんずんと響いてくる「声」が聞こえてきた。
・・・文章というのは、本というのは、書き手の声だと私は思う。
見知らぬ人の、昔の人の、今はもういない人の、文字を通して聞こえる声。
この本は深く深く心臓にまでとどく声をしていた。
絵本というのか写真集というのか、こんなに薄い本なのに。
写真と文章が心の奥底に染みとおって、
冬の日のお風呂みたいにじんじんと芯まで響いてきて、
そして泣きたくなってしまう。
レジへ持っていくとき、私は本当に泣きべそをかいていたのですごく恥ずかしかった・・・。
でもこんな本に会えてよかったと思っていた。
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クマよ)
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